「うるせーって言ってんだろ!」ヘッドフォンの音が大きすぎて注意が聞こえない!?肩をドン!とどつく男性「そこまでしなくてもいいのに」とかばったら?【作者に聞いた】
何度も声をかけたのにヘッドフォンの音量が大きく、注意が聞こえない若者。肩をドン!とどつき「うるせーって言ってんだろ!」と怒鳴りつけた。店内は騒然。福々ちえさんの『モヤモヤ社畜OLと、勇気のマサラカリー』に1.3万を超えるいいねが届く。勇気を出した声かけやその後の展開に「いい話」「勇気を出すって素晴らしい」などのコメントが集まっている。
せっかくの楽しいランチタイムが…
本作は「一部のみ体験したエピソードです。男性同士が争っている部分やスパイスカレーで元気をチャージしようとする行動は、私の実体験です。サラリーマンの方が、同じくサラリーマンの方の襟首をつかんで叫んでいて。『何事!?』と思ったと同時に、“私これ見なかったことにして通り過ぎていいのかな”と自問自答しました。こういう自分の『正しさ』を揺さぶられる瞬間ってあるなぁ、と。それをテーマに作った漫画が、今回の『もやもや社畜OLが、スパイスカレー食べて元気になる話』です」と、制作の経緯を話す福々ちえさん。
午前中から上司のお小言を耳にしてもやもやが溜まっていた主人公。ランチタイムに気分転換をしたくて、スパイス強めのマサラカリーを食べに出かけた。すると店内で、サラリーマンの男性がヘッドフォンをした若者に「うっせんだよ!」と、怒号を浴びせる事件に遭遇。肩をドン!とどついて店を出ていくと、店内は騒然となった。揉め事に遭遇した主人公は「そこまでしなくても…」と言う思いが募り、突き飛ばされた若者に「大丈夫ですか?」と、優しく声をかけた。すると、若者から悪意しかない言葉を浴びせられ――。
心配しただけで嫌な気持ちに
大好きなカレーを食べにきたのに、勇気を出して声をかけたのに「大丈夫?」と声をかけただけで、文句を言われなければいけないのか。さらにもやもやが募ってしまった主人公。そんな時、店内にいたお客さんや店員さんの温かい声がけになんとか心が救われた。
「私の漫画は、人間讃歌がテーマです。悪者はいません。悲しい人や弱い人がいるだけです。私は親のことでずいぶん長く恨みつらみ(笑)を持っていたのですが、『親にも事情があったんだ』と気づいたら、怒りが溶けて消えた体験があって。この体験を読者さんにも疑似体験してもらえるような、そんな漫画を描いていきたいです」と話す。
「夫婦エッセイや、過保護ママをテーマにしたセミドキュメントを描いています。導入は重めに描くことが多いですが、読後感はいいので、安心して読んでいただければと。ホームページに全作品掲載しておりますのでご覧ください」福々さんの活動にも注目してみよう。
■取材協力:福々ちえ(@fukufuku_comic)
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